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溶かされてみる?
第18章 フクザツな乙女心
モヤモヤ考えたって仕方ないか…
みんなの思いを聞いて、
あたしは自分の今の感情をぶつけることに決めた。
「…今日のお昼、みんなの周りに女の子達が寄ってきて、いつもならみんなかっこいいからなぐらいで流せたところが、今日は流せなかった。」
「その光景を見るのが嫌で…胸が痛くて、考えてるうちに波に流されてて、違うエリアにいた」
「1人でいたら、ついみんなのこと探しちゃって、そしたらまたさっきのこと思い出して、モヤモヤして…」
「…女の子たちに、きっと…嫉妬してた」
「「「「「「………」」」」」」
「そればっかりにモヤモヤして、じょー兄にもりっくんにも当たっちゃって、みんなのところこんなに気持ちじゃ帰れないって思って頭冷やそうとして、ぐるぐる歩いてた」
「…でも思い浮かぶのはやっぱりみんなで。気になって…」
「気づいたらみんなのこと…意識し始めてて…」
「今までどうやって話してきたっけとか、いっぱい悩んでて…さっきから変な態度とっててごめんなさい。」
「「「「「「………」」」」」」
「みんなのこと…その…好きだから…」
「「「「「「…!」」」」」」
これがあたしの今言える結論…ッ!!!!
ずっと下向きながら喋ってたし、話の内容がもうめちゃくちゃなっちゃったし…どうしよ、顔上に向けれない。
「…ええっと…」
みんなの反応がわからない。
きっと引かれてるのかも知んない。
怖いがうっすらと顔を上げながらみんなを見る。