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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?
そんなことを1人で悶々と考えていて…
時間は止まってくれず、刻々とすぎていき…
「はぁ…準備しよう…」
せっかくのみんなとの旅行だし、
誠司さん達が招待してくれたテーマパークだし…
楽しまないともったいないよね。
「よし!こうなったらうんとオシャレしちゃお!」
そうしてあたしは今日の仕度に取り掛かった。
…
……
「ふぅ…変じゃないかな…??」
何度も考えながら決めた服装を鏡を見ながらチェックするけど…
ーあたしってほんと平凡。
せめて融那みたいにTHE 美人 だったら
何にも悩むことないんだけどなぁ〜……
それはもう考えても仕方ないことか。
「…それにしても、髪の毛どうしよう」
なんかアレンジとかできたらいいんだけど…
平凡でなおかつアレンジ能力なんてないあたし。
もっとオシャレを勉強していれば…
(いつもそんなこととは無縁な生活してるもんなあたし。)
コンコンコン…
ん?
「はーい!!」
今日、誰か朝部屋に来る予定だっけ?
返事は一応したが、ふと考える。
「俺だよ、れーんちゃん」