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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?
「あら、彰。店の外には準備中って書いてたはずだけど〜?」
「恋にちょっかいをかけるな」
「私は恋と仲良く、お話ししてただけだけど〜」
窓の外から姿は見つけては、
私たちのことくいるようにみてたわねと
テオさんはいたずらっ子のような顔をして言った。
彰さん外にいたの?!!!
後ろ向きだったから気づかなかった…
「恋」
「はい?!」
いつもと違う余裕のない強目の声に
驚いてつい声が裏返った。
「行くぞ、外に!!」
「わ、わわわ、待って!…テオさーん!お茶ありがとうございまー…わわっ!!」
あたしの手を掴み外へと進んで行く彰さんに
あたしは引きずられながらテオさんに礼を言い外に出ていった。
「ふふっ…彰ってあんな顔もするのね、恋だから…かしら?」
お店の中でただ1人、テオはそんなことを思いながら2人を見送った。