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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?



結構歩いたな…

ずっと歩きながら無言だったあたしたち。

彰さん、怒ってるんだろうけど
そろそろあたしも理由わからなすぎて
あたしもふつふつと怒りが…

「ごめんな」
「え?」

やっと彰さんが口を開いたと思ったら
それは謝罪の言葉だった。

「…なんで怒ってるのか、聞いてもいい??」
「ごめん」

彰さん…泣いてる?

「じょー兄こっち向いて?」
「嫌だ」
「(ムカッ)」

口を開いても結局会話は進まず、雰囲気も変わらない。

ここはもうあたしから突入してやれ!!

あたしは、あたしの手を引いていた
彰さんの手を思いっきり引っ張った。

「うわっ!!」

驚いて彰さんはあたしの方を見る。

「なんで泣いてるの、じょー兄。」
「泣いてない。…ただ」
「…ただ?」
「ただ情けなくなっただけだ。」

この瞬間、初めて彰さんと目があった。

いつもの明るさを灯していない、なんとも薄暗い瞳。
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