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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?
あたしの口の中で甘いチョコが体温で溶け始めた時
「んぅ…ッ!」
目の前にいた暁翔さんが
あたしの頭を手で寄せ、自分の方に向けるとキスをしてきた。
「あっま…」
暁翔さんは舌であたしの口の中にあるチョコを器用に転がす。
「ンンッ!…ぁっ」
ちゅくちゅくと2人の唾液と溶けたチョコが混ざり合って
淫らな音が響く。
「恋…」
「ぁ…っぁん…」
完全に溶かしきるまで
暁翔さんはチョコが溶けきるまで私の口内を侵しきると、
唇を離し、自分の唇の端を指でそった。
「はっ…ぁはっ…」
カラダが急に熱くなって、チョコの甘みが今になってカラダを支配する痺れに変わる。
「恋このチョコ…ウィスキーボンボ「…暁翔」
暁翔さんの舌が這った口の中が燃えるように熱くて…
気づけば暁翔さんを求めるように名を呼んでいた。
暁翔さんがあたしをみて何か言った気がしたが、
意識がぼーっとしてわからない。
「今すぐ帰るぞ、恋」
ただならぬ危険信号を感じ取った暁翔さんが、
あたしの手を引いて歩く。
「…やだぁもう一回して、暁翔…」
あたしはそっと繋がれた暁翔さんの手を握り返した。