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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?

なんかふわふわする…

暁翔さんについて行って…
無事帰れたような気がするんだけど…

「起きましたか?」
すぐ近くで、落ち着きのある声が聞こえる。

まだ薄ぼんやりとした意識。
あまり開いていない瞼を頑張って開くと

「とおくん…?」
霞む視界から見えた人物は遠哉さんだった。

「暁翔から聞きましたよ、今日は大変でしたね…」
とおくんが私の髪をそっと撫でる。

…あたし今ベットに寝てるんだ。
今の現状を理解しようと頭を働かそうとするのに
なんでか、ぼんやりで…

「刺激の強いチョコを食べたせいですよ」
まるであたしの考えてることを読み取ったかのように
遠哉さんはあたしに言う。

チョ…コ…
たしかに歩きながら食べたような記憶はあるけど…

「とおくん…あたし…」
「ここは恋の部屋ですから、そのまま寝て大丈夫ですよ」
ベッドに腰掛けていた、遠哉さんがあたしに微笑むと
そのまま部屋を出て行こうと立ち上がる。

ぎゅ…

「…ゃだ」

なぜかその後ろ姿を見ると寂しくなって…
まだそばにいて欲しくて…

頭で考えるより体が先に動き、遠哉さんの服の裾を掴んだ。

「恋…?」
まさかそんなことをされるとは思ってもなかったような顔で
遠哉さんは振り返り、あたしを見つめる。

「一緒に寝てって言ったら…怒る?」

きっといつものあたしだったら
こんなこと思ってても言えないはずなのに。

今はタガが外れたように
心の中の思いがスラスラ言葉に出てくる。

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