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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?
「お、きたきた。遅かったな」
「お!お待たせしました」
「大丈夫?なんか恋ちゃん顔赤くない?」
「だ、大丈夫です!!」
だめだ…
全然さっきのあれから切り替えれてない!
みんなにこれじゃバレちゃう…
ふと視線の先には、
焦るあたしを見てクスクスと笑う遠哉さんの姿が見える。
ううぅ…とおくんのばか…!!
「じゃあご飯食べるか〜!!」
彰さんの一声でみんなご飯を食べ始めた。
…
「今日はさ〜みんなで遊ぼうよ」
皐君が何か思いついたようにあたしたちに向けていった。
「いいね、何しようか??」
黎泱先輩も話しにのったように話す。
でも確かに、みんなでなんかしたのって
クリスマスとかパーティーとか
あの時以来だよなぁ…
「みんなと遊べたらなんでも絶対楽しいね!!」
ほんとこんな時間をくれた誠司さんに感謝しなくちゃ…
「「「「「「………」」」」」」
え、何この間。…デジャヴ??
みんな顔見合わせてるし…
(…こんな笑顔になるんだったら、昨日からみんなで回ったらよかった…)
ー野獣達の心の声は
昨日の事情を知らない恋にはわからないのであった。