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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?
「君さ、俺のヘアモデルになってくれない??」
「は??」
目の前で起きてるような現象が、
まさか自分に降りかかってくるとは予想もしてなかった。
「可愛い子探してて、ちょうど君がいたから」
さらっと恥ずかしいセリフを言ったはずなのに、
全然恥ずかしいと思わせない感じ…
なんかすごいな、このお兄さん…!!
「あたしじゃ、お兄さんのお役には…」
だって生まれてこのかたモデルとかしたことないもん。
「役にたつか、たたないかじゃなくて、俺が君を美しくしたいんだよ」
…何この人!!!
どストレートに物言いすぎだよ! メンタル強いよ!
「や…あの…」
あたしが慌ててる間にも、
お兄さんはどんどん距離を縮めてくる。
「ほら、俺が綺麗にね、してあげるから」
や、やだ!! 近い…ッ
お兄さんがあたしの髪の毛に触れようとしたその時…
「…汚ねー手で、そいつに触れようとすんじゃねーよ」