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第7章 激情

「俺やっぱり明日ファンクラブの子達に言うよ。」
黎泱は神妙な顔で告げる。

「いや…みんなで乗り込んだ方がはえーよ。」
律は真剣な表情で言う。

「誰かに任せっきりなのも癪に触りますからね」
遠哉が珍しく感情的に言う。

こうして俺たちは各々が恋を傷つけた奴らにお灸をすえることにした。

…チュンチュン…

明くる日の朝
暁翔が恋の様子を見に行くと怪我はまだ治らないが、熱や風邪をひいた様子はないと言う。

みんなして顔色を変えてはいないが思っていることは一緒だろう。

安心した…

俺たちは朝ごはんを食べた後、各々学校へと向かった。