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溶かされてみる?
第7章 激情
彰・遠哉side

俺たちは悩んだ挙句、一言言ってやろうと学校に向かった。
皐に場所を聞くと空き教室といると連絡があったため俺たちはそこへ向かった。

※彰・遠哉は如月高校卒業生のため学校にも入れる、
校内の構造も把握済みである。

ちょうど俺たちが空き教室に着くと、女の子たちが青ざめた顔をして出て行こうとしていたところだった。

ありゃきっと律たちに何か言われたな…
そう咄嗟に思った彰はすれ違う女たちに一言言ってやろうと、声を出そうとした瞬間
「外見だけを飾ることしか脳がないあなたたちに、恋の綺麗さはわかりませんよ」
遠哉が冷ややかな場が凍るほど低い声で女の子達に言う。

こんな人数で恋1人をリンチしたなんて、本当立派なクズだな。
遠哉は表向きは冷静に振舞っていたが、裏では怒りがこみ上げていた。

「ただ好きってんなら、そんなネチネチやってねーで、正面切って向かってこい!」
彰が大声でそういうと女の子たちはさっきよりも急いで、外へと出て行った。


〈彰・遠哉side fin〉
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