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溶かされてみる?
第2章 始まり
それでもまだ信じられないようで
有る事無い事あーだこーだ散々言われた後
「ふんっ 王子にあなたが目をつけられるはずがないんだから、これに懲りたら調子に乗らないことね!」
「「「ことね!!」」」

それだけ言い残して行くと
薫子達は教室を出て行った。

「もう!なんなんのよ!!今日!」

たまらず叫んだあたしをみて

「薫子達はきにしんな。うち上手く言っとくから!それに恋何かあった??」

融那が心配そうに問いかけてくる。

「聞いてよほんと朝から〜〜…泣」

今まであったことを融那にマシンガントークで話した。

「あんた怒涛の朝を迎えたのね…、 でも王子ほんと何の用だったんかな??」

融那に洗いざらい話したあたしは少し落ち着きを取り戻し

「あ、そうだ、王子何があったんだろ。」

結局王子はなんのためにあたしのところに訪れたか、わからないままだった。

「恋がいないってわかってまた来るって行ったきり、まだ教室来てないよ?」

うーん…
悩んでても仕方ないか…

「融那〜〜、王子のクラスって何組だっけ???」
こりゃもう王子のクラス行って聞くしかないな。

「え!恋、王子のクラス行くつもり?! ファンクラブの息が1番かかっとるけ何されるかわからんよ!」
融那は焦って私を止める。
「でも一回王子来たってわかったのに、またあたしがずっと待っとくっていうのもあれだし、そもそもあたし訪ねて来たんだったら行った方が早いしね!」

ちゃっちゃと要件きいたらいい!いい!
万事オーケーだっ!(^o^)
とグッとポーズをしながら融那に言うと

あんただけだと心配だからと
結局融那もついてくることになった。

……

「3年の廊下ってこんなにピリピリしてんの…」
しばらく校内を歩いてやっと3年の廊下に差し掛かったあたしは不安げにそう一言つぶやいた。

「あたしが今日王子とご飯食べるんだもん!」
「はあ?!なにいっちゃってんの!私よ私!!」
「王子は、りぃのだよお?」

廊下では王子を取り合うファンクラブの先輩方が
荒れに荒れまくっている。

「凄い気迫だねえ〜〜、醜すぎて見てらんない。」
どうでも良さそうに融那が呟く。
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