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溶かされてみる?
第8章 お仕置き

遠哉さんの…エッチ!!!!
あんな大人しそうに見えてあんなエッチだなんて聞いてない!

あたふたしているとピンポーンとベルの音が鳴った。

まさか融那??
もうすでに15時50分を時計を示しており、あたしは急いでインターホンを見た。
するとそこには融那の姿が映っており、あたしはすかさず玄関へと入った。

ガチャッ

「恋!!!泣」
がばっ!!
あたしの姿が見えたやいなや融那は飛びついてきた。

「よかったぁ…!ほんとよかった…!」
融那は泣きながらあたしに言う。

「ごめんね融那…融那の言うこと聞いてたらこんなことにならなかったのに…」
あたしは融那に泣きながら謝った。



「どうぞ」
あたしたちは目一杯泣いた後、家に入りお茶を飲むことにした。
「ありがとう」

あたしは融那にお茶を出して2人でダイニングで話をした。

どうやらファンクラブは解散したらしく、あのとき筆頭でいじめていた何人かの子達は転校した子もいれば、今までとは違い影でひっそりと過ごすようになったという。

「でもいきなりなんで…??」
あたしは疑問に思い、そう呟く。

暁翔さんに融那と何人かのファンクラブの子達が話し合っていたところにちょうど出くわして、あたしを助けることができたという話は聞いた。

でもそのときにいくら暁翔さんや融那が文句言ったとしても、そのぐらいであのファンクラブが解散になるなんて思えないんだけどな…
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