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第16章 甘い時間……

家に帰ると、梨花は起きていた。

『お買い物ですか？』

『一緒に行きたかったかい？』

『はい……』

『梨花に秘密の買い物だから……』

『気になります……』

『そのうちわかるからね。今晩は
一緒にベッドでDVDを見よう。
こんなに借りてきたんだ……』

梨花の目が輝いて見えた。
梨花はDVDのパッケージを見比べて
いた。

『梨花の好きな事をちゃんと知ってから
僕は調教してみようと思ったんだ』

『私の事考えてくれて、知ろうとしてくれて
嬉しいです……』

『当然だよ。それからじゃないと
色々うまくいかない気がしたんだ。
どんな方向なのかもはっきりしないとね』

私はご主人様といる時間が好きに
なっていた。あんなに会話できなかった人
なのに、今はこうやって会話をして
笑いあえたりする……

環境が変わるとこんなにも
変わるんだ……