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第16章 甘い時間……

『梨花、一緒にお風呂入ろう』

『えっ……？』

今まで、そんな事さえしてなかった。
外では他の女の子とは
一緒にお風呂でイチャイチャしたり
した事もあった。
そう、梨花とは何もかもしてこなかった。

『梨花……今日だけ優しくしたい。
これは、僕の自己満足かもしれない。
それから今の梨花と向き合いたい……』

『はい、お願いします』

僕の股の間に梨花を抱きかかえて
お風呂の中で……

『こんなふうにできたら、梨花は
こんな事になっていなかったかも
しれないね。ごめんね……
僕の方が梨花の事考えてなかった
最低の旦那なんだと思うよ』

『こんな事になってないかもしれない
けれど、私は自分で開いてしまったから、
ご主人様のせいじゃないから……』

『でも、奴隷の梨花を幸せにするから。
約束する。僕もどんな梨花とも
向き合うから……』

こんな嬉しい気持ち……
胸がドキドキしていた。