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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第13章 真夜中の逢瀬
髪の色が変わっただけでかなり印象がかわる──

平安の浮世話。

女達の憧れ──

その物語りの主人公

光源氏──

数々の女と逢瀬を重ね幾多の恋で浮き名を流した男…


俺の演じる役…

遊びの中に本気の恋もしたらしい…

男ってのは今も昔も変わらない──

時に雄で

時に少年──

本能の中に純情を併せ持つものだ…


普段は上手く使い分けたとしても

ホントに愛した人を前にしたときにこそ、その二面性が同時に表れる……


狂おしい程に愛して

壊してしまいそうな情熱と


ただ自分だけを見つめて欲しいと切に慕う想い──


その二つが合わさった時の感情はとても言葉では言い表せない──


それを教えてくれた晶さんにはただ感謝するばかりだ──



でも…


正直、嫉妬はあまり焼かせて欲しくない。。。




あれはホントに苦しいから…


「どのシーンの稽古をつける?」

支度を整えて事務所で待つ舞花に部屋に入るなり俺は尋ねた。

台本を手にした舞花は指を指す。

「──……」

完全な濡れ場…だ。

舞花が指を指したのは光の君が亡き母の面影を追いながらも父親の後妻、藤壺に女の部分を求めて迫るシーンだった……


「俺の台詞ばっかじゃん…」

「ごめんなさい」

光の君の求愛を拒む藤壺を、掴まえて押し倒しながらの口説き文句の羅列──


藤壺は戸惑いながらまんざらでもない表情をほんの微かに見せる演技力が求められるシーンだった……


コイツにやれるのだろうか?

台詞無しのシーンはすべて表情、と目で演じなければならない。


疑問に思いながら俺は稽古を始めた。

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