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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第13章 真夜中の逢瀬

「……水…」

まるで砂漠に埋もれた民のように小さく呟いた…

閉め切った窓から微かに光りが射し込む。

うつ伏せの躰にまとわりつくように抱き付いている大きな腕──

背中から抱き込むようにして眠っている高槻の腕をほどくとあたしはラブホテルの冷蔵庫を漁った。

どうせ高槻の払いだ。

そう思いながらミネラルとスポーツドリンクを取って二本を豪快にがぶ飲みする。

「ゲプっ…」

無意識な空気の塊が胃から追い出された──

「ぷっ…お前サイテー…女じゃねー…」

目を覚ましていたらしい高槻が笑いながら伸びをして目を擦る。

「俺にもくれ」

シーツに潜り込みながらそう言った高槻にあたしはショコララテなるジュースを渡した。

「寝起きにこれはキツいだろ?」

「文句言うなら自分で取れ」

「冷たいやつだな」

なんとなく拗ねた口調で言うと高槻は自分で冷蔵庫を開けた。

あたしはベットに座り込む。

あれだけ飲んだのに二日酔いしない自分にカンドーする。

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