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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第15章 確たる証拠
風呂の中で俺は身ぐるみを剥ぎ取るようにして晶さんを裸にした──

目の前の柔肌の感触に興奮しながら脳裏には晶さんの手を握るあの男の顔がチラついてしょうがない──


俺の元へ帰ってくる筈だった晶さんを難なく引き止めた。

悔しくて腹立たしくて苛立ちが募る

今の恋人は確かに俺の筈なのに──

どうしても負けた感が拭えなかった…


「…っ…晶さん…」

キスをしながら囁く。

「なんで約束守らなかったの?」

俺が待ってるって思わなかったんだろうか?──


アイツが隣にいる間、俺のことは考えなかったのだろうか──

四年も前に別れた男に負けるほど、晶さんの中で俺の優先順位は低いのだろうか──

「ねえ…晶さん…」

「……」

「俺ってそんなにどうでもいい存在?…」

「……──」

「もしかして…居ても居なくてもどうでもいい?」

うつ向いて固まったまま晶さんは一切、俺を見ようとしない。

「こんなに好きなのって俺だけ?……」

「……っ」


何一つ否定の言葉も言ってはくれない。

「なんだ…

やっぱ俺だけか……」


「ちが…」

頑なにうつ向いたまま小さく呟いた晶さんを抱き締めた。

「いいよ、もう…」

その場しのぎの言葉は聞きたくない──


そんな気持ちで首筋に顔を埋める俺の目に信じられないものが映った──
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