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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第27章 想いすぎるからこそ

ブルーな感情を持て余したまま、俺は膝を抱えてソファに横に転がった。

目の前の視界が一瞬だけ傾斜の曲線を描く。ソファ前に置かれた電源オフの暗いテレビ画面を見つめながらふと、隅にある段ボールに視点が止まった。

「……“みそコーンチャウダー”…」

段ボールに書かれた文字を口に出してぽつりと呟く。

「──…あれ、もしかしてこの間のマリオのオファーのヤツ?」

「ああ」

「なんか旨そうじゃん、食べていい?」

「ああ、ついでに俺の分も頼む」

昼をだいぶ過ぎてから小腹が空いた。チャウダーってクラムチャウダー風味ってことだろ?

貝の風味たっぷりってイメージでつい口に唾が溢れる。

俺はまだ閉じられていた段ボールを開けてインスタントのカップ麺を二つ手にすると、ポットのお湯を注いでひとつを社長のデスクに置いてやった。

麺はバリ堅派の俺だ。

ソファに戻り、一分を待たずにまだ固まったままの麺を無理矢理ほぐすと、俺は片手間でテレビのリモコンを操作する。

ほぐしきれず少し絡まったままの麺を口に運び一啜りすると俺は明るくなったテレビ画面を向いて思いっきり噴き出していた──。


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