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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第27章 想いすぎるからこそ

「あ──…シマッタ…」

俺がテーブルを汚すと同時に社長の口からそんな言葉が漏れて俺を見る。

「なんだよこれっ!?」

汚れた口回りをティッシュで拭いながら目が合った社長を俺は咄嗟に責めていた。

「ちっ…しょうがねえな…」

何がしょうがねえんだ!?

社長の呟きに視線だけで返す。頭を掻きながら気まずい表情を浮かべる社長とテレビ画面を俺は交互に見ていた。

社長が先程まで視ていたのだろう。テレビに挿入されたままのディスクが作動して画面の中では短いストーリーが繰り返し流れる──

たぶん、それはこの間撮ったこのカップラーメンのCMだ。

オレンジ色と影で彩られたモノトーン。薄暗い夕焼けの景色に囲まれて、何かの上に二人仲良く腰を下ろして笑い合う映像がアップになっている。

ファー付きのモコモコとしたフードに小さな顔を包まれて、めちゃめちゃ素のままの可愛い笑顔でマリオと見つめ合う俺の恋人。

ショートバージョンのCMが流れたあとから、少しストーリーを変えたらしいロングバージョンのCM映像が流れていた。

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