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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第27章 想いすぎるからこそ
みっともないからなんだって?

みっともない所なら散々、晶さんに見せてきてるしっ…

伸びきり汁も無くなったカップ麺に手を付ける気も薄れ、俺はまたソファの上で膝を抱えた。

臨時のバイトの内ならまだいい…

晶さんは芸能界に興味があるのだろうか?

俺のお願いは端から聞かない人だから──
晶さん自身がもしやりたいっていったら俺にはそれを止められない……。


第一マリオに気に入られたって時点でくせ者だ。

マリオが認めたイコール=実力派──



“マリオに気に入られるくらい実力あるしっ…”


「……っ…」

俺はふと、この間晶さんに言ったことを思い出していた。浮気するのしないので新人をやたら誉める俺に晶さんは目を見開き驚いた顔を向けていた…


“今の外人さんに気に入られたの?”

“そうだよ…マリオって仕事に厳しいから女にも甘くない──…そいつがオファーしてくる実力あるなら大したもんだね”


「……──」

“手に入れる価値あるよ”

「…っ…──」


“その新人と浮気するんだ?”

“するよ”

“明日誘うの?”

“誘うよ”

“でヤルの?”

“………”



「……っ」

思い出したついでに頭を抱えて恥ずかしさが込み上げた。


俺──…っ

晶さんの前で晶さんを浮気相手に選んでべた褒めしてたのかよっ…

「…クソッ……めちゃ恥いっ…笑われるわけだっ…」

トイレに駆け込んだ晶さんを思い出す。明らかにされた大爆笑の理由に俺は両手で頭を抱え塞ぎ込んでいた……。
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