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Laziness と Hard working
第6章 高泉 領

 ちょっと忘れていた

 麗子さん 
日本採用でこの国で働いている

 仕事上のお付き合い
初めてあったとき 自己紹介で
「美須々 麗子」と名乗った

“ん? 聞き覚えがある”

「間違えていたらすみません
以前TVで· · ·あの· · ·」

「間違いでは無いと思います」

“この国の日本人では
そこそこ名のしれた麗子さん”

「いちどお会いしたかった
嫌でなければその時の話を
聞かせてもらえませんか?」

......

 何度か仕事で一緒になることがあり
しばらくしてからあの時の話をしてくれた

 怠惰なくせに 
感のいい
大切な杏ちゃんとの旅行話

 自分ならどうしたかわからないと
麗子さんは話していた

「到着して直ぐに空港で
ふたりの写真を撮ったんです
多分そこから付けられたのかな?

杏が写真撮ろう そう言ったんですよ」

写真を見ながら涙目の麗子さん
「怖かったよね?」

「不思議な感じでした
きっと杏が助けに来る?
そんな気がしてました

杏って不思議なんですよ」
と、
麗子さんの話は更に続いた


“気になるね”




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