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撮影会
第3章 解散
ピピピピピ……

オフ会終了時間としてかけていたアラームが鳴り響いた。

終わった…。やっと?それとも、これからだったのに?
複雑な心境だったけど、ボーッとする頭を振って体を起こした。

「きょ、今日はお集まりいただき、ありがとうございました!部屋の時間もありますので、今日はここまでと言うことで…。」

軽く頭を下げると、カメラマンたちのズボンの膨らみが目に入った。
もしかして、私でこんなに…ここを?
自然と喉が鳴った。

カメラマンたちはありがとうございました、たくさんいい写真が撮れましたと大いに喜んでくれて、純粋なお礼に卑猥なことを考えていたのは私だけなのではと思ってしまうほどだった。

衣装の乱れを直してカメラマンたちを見送ると、衣装の人に再度のお礼を告げた。

「いやいや…撮影中にホックがはずれてしまうのは、改良が必要ですね。良ければ、参考に返していただいてもいいですか?」

「え…でも、洗濯もしてないですし…。」

「クリーニングにも出しづらいでしょうから、大丈夫ですよ。またお時間いただくのも、お送りいただくのも悪いですし、洗うのも衣装屋の趣味ですから。」

「そうですか…それなら、わかりました。」

「あと、下の鎧も裏返ってしまうのは見直さないと…。」

「え、下もですか!?」

「はい。あ、鎧部分が水に弱いので、本当に洗わないで大丈夫ですからね?」

「は、はぁ…。」
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