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第1章 はじまり

『僕もマキさんのレイカ様、見たいです！』

返信は先程の人とは違う人からだった。
同様な返信はいくつか付いていた。

こんなに、楽しみにしてくれる人がいるんだ。
私のレイカ様でもいいの？楽しみにしてくれるの？

でも、衣装を作ってもらえるにしても、やっぱり恥ずかしい。
そう思っていると、二つの返信が目についた。

『大人数の前で着るには露出が高そうですから、小規模なオフ会で行われるのはいかがでしょうか？もちろん、カメラ小僧は会費を払う形で。』

『以前、他の方のオフ会撮影会で、こちらのホテルを使われていましたよ。』

URLを押すと、広めの部屋が平日昼間のみであれば格安であり、しかも綺麗なホテルの情報が表示された。

これなら…。カメラマン5人くらいまでの小規模オフ会なら…。
衣装が着れなかったら、他の衣装で代替…。

「ありがとうございます、とても嬉しいです。当日、試着するまで撮影会を行うか未確定でも、衣装を用意していただけますか？」

返信を打つと、直ぐに返信が返ってきた。

『もちろんです！私もカメラを持っていきますので、会費も払います。ぜひ、オフ会の開催をお願いします！』

その返信へお礼の返信をつけた後、私は募集要項を書き出した。

「小規模オフ会を開催します！以下の条件でも参加してくださる方を募集します。」