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第6章 信の恋

信ｓｉｄｅ


今・・・なんて言った？
時田？
時田が・・・好きって言ったように聞こえた

冗談だろ？

お前の好きな人は・・・
面白くて・・・
鈍感で・・・
バカ・・・

俺なんだとしたら・・・
爽やかで素敵が抜けてないか？

鈍感でバカは余計じゃないか？
とも思ったが・・・

今まで時田の気持ちに気付かなかったのは確かだった

突然の告白に頭が真っ白になる

落ち着け俺
なに動揺してんだ
つまりはあれか？

え～っと・・・
三年片思いしてて・・・
時田の好きな人の好きな人は、足元にも及ばない位、美人で素敵なユキさんで・・・

時田にも良い所はいっぱいあって・・・
時田だってかわいくて・・・

目の前の時田はこれでもかって位・・・
真っ赤で・・・
泣きそうで・・・
恋する乙女で・・・
震えてた