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あなたがすきでたまらない
第9章 啓介vs・・・
「このは・・・」

「・・・はい?」

素直に俺の腕へと収まるこのはに投げかけた


「俺は・・・何があってもこのはの味方だから」

「はい・・・」

「このはを泣かす奴は俺が許さないから」

「はい・・・」

「嫌な思いさせてごめん」

「・・・私は・・・幸せです」

その言葉が俺の胸を熱くした


「このは?」

「はい?」

「このは?」

「なんですか?」

このはが俺の腕の中でクスクスと笑った


「・・・愛してる」

「・・・私も」

「・・・このはより・・・俺の方が愛してる」

「・・・啓介さんより・・・私の方が愛してます」

俺はこのはの髪の匂いをそっと嗅いで・・・
同じ匂いを確かめた


「俺の・・・このは」

「・・・はい」

「私の啓介さんって言わないのか?」

ってからかった



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