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あなたがすきでたまらない
第11章 このはvs・・・
二人がじっと私の方を見ている

(どうしよう・・・怖い・・・)

私の足は震えて・・・
カバンを取らないと帰れないのに・・・
足がすくんで動けなかった

「美子。来たよ」

「ちょ・・・私はもういいって!!」

何?何の話?
私の心臓がドクドク鳴ってる

「なんで?いい訳ないじゃん。あのさぁ?谷川さん。あんた柳君の事、好きなの?」

「・・・え?」

「え?って・・・柳君が好きだから実行委員に決めたんでしょ?」

そんな訳ないに決まってる!!
伊織ちゃんを助けたかったから
それに、柳さんが実行委員だなんて知りもしなかった
横井さんは何を言っているんだろう?

「じ、実行委員は・・・ぐ、偶然です・・・」

私は勇気を振り絞って横井さんに反論した

「転校早々、柳君に教室まで送ってもらってたりさぁ?美人は得だよね~」

「・・・」

「色目使って・・・男は自分のモンだって思ってんの?」

「・・・」

「そんなに目立ちたいの?イケメンと校門の前で待ち合わせとかさぁ」

「・・・」

悔しい・・・
悔しい・・・
悔しい・・・

なんでそこまで言われなきゃならないの?
私はスカートの裾をギュッと握りしめた

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