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あなたがすきでたまらない
第11章 このはvs・・・
「このは。時間、大丈夫?」

「あっ!!そうですね。本当に帰らないと・・・」

伊織ちゃんの言葉に私はハッとした

「送って行こうか?」

「大丈夫です。伊織ちゃんは高橋君と帰って下さいね。待って頂いてありがとうございました」

その時、私の携帯が着信をお知らせしてくれる

(啓介さんだ)

私は画面を開き通話ボタンを押そうとした


「師範?」

「え?」

多田君の言葉に私はびっくりして手が止まってしまった

「何で、谷川さんと師範が映ってんの?」

しまった・・・
啓介さんからの着信だけは二人で撮った写真になる様に設定していたのを忘れていた
もちろん伊織ちゃんと高橋君は私の好きな人だって知ってるけど・・・
多田君は知らないんだ。
しかも多田君にだけ着信画面を見られるなんて・・・
って言うか・・・師範って・・・?

「どうした?」

高橋君が多田君に訊ねた

「・・・いや、俺の知り合いが谷川さんと写メ撮ってて・・・」

「先輩の事?」

「先輩っていうか、俺の道場の師範だよ」

「マジで?谷川さん知ってたの?」

「道場の事は知ってますけど多田君と知り合いだとかは・・・」

知る筈なんてない

「いやいや・・・ちょっと待って。谷川さんの彼氏って師範なの?」

「・・・えっと」

どうしよう・・・なんだか嫌な予感がする

「そうだよ~。このはの彼氏かっこいいもんね~。校門の前で騒がれてたたイケメンさん!!多田君も知り合いだったんだ~」

伊織ちゃんが燥いだ

「ちょっと待てよ。谷川さん騙されてない?でも・・・そんな事するような人じゃないし・・・」

「「騙されるって?」」

伊織ちゃんと高橋君の声が重なる


「・・・だって・・・師範、結婚してんじゃん・・・」

「「ええ~~~!!!」」

二人の声が更に大きくて耳が潰れるかと思う程
周りの人もチラホラと私達を横目に見ていた

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