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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
このはside


「さぁ、着いたわよ!!あがって。あがって。」

「「おじゃまします」」

ユキさんの言葉に私と伊織ちゃんは仲良く返事をする

「おかえりなさい!!あら?このはちゃんのお友達?」

お母様が誉クンを抱いて笑顔で迎えてくれる

「あっ、あの!!突然すいません。紺野 伊織と申します」

礼儀正しく伊織ちゃんはお母様にお辞儀した

「このはちゃんのお友達ですって!!嬉しいわ~!!あがって頂戴!!」

ユキさんも素敵だけどお母様も相変わらず素敵で・・・

「ママ。今日ね、少し人数が増えて賑やかになりそうなの!!いいわよね?」

「もちろん大歓迎よ!!だったら庭のテラスも使えるようにしましょう!!」

「いいわね!!」

ホントに・・・
姉妹なんじゃないかって思う位、二人が楽しそうで・・・

「ね~?誉クンも楽しみだよね~?」

ユキさんが優しく誉クンを抱っこする

「あの・・・すごく可愛いですね。男の子・・・ですか?」

伊織ちゃんがおずおずと話しかける

「そうなの。足立 誉です。産まれたばかりです。よろしくね」

「か・・・かわいすぎますね~」

「でしょ~」

伊織ちゃんも誉クンの可愛さにメロメロだった

「さて・・・お客様が沢山来るなら早速、用意しなくちゃね!!このはちゃん手伝ってくれるかしら?」

「はい!!」

お母様に元気よく返事をした




「このはちゃん。浴衣は見つかった?」

お母様と庭のテーブルを拭いてる最中だった

「はい。伊織ちゃんとユキさんが一生懸命選んでくれたんですよ」

「そう!!良かったわね!!このはちゃんがお友達を連れて来てくれるなんて・・・本当に嬉しいわ」

「ご、ご迷惑ではなかったですか?」

「とんでもないわよ!!このはちゃんのお友達が良い子みたいで安心してるのよ?迷惑だなんて言わないで?」

「お母様・・・」

お母様の優しさに胸が熱くなる

「それに大勢の方が楽しいもの!!そうだ!!浴衣、見せてくれない?」

「ええ!!もちろんです!!」

「何?なんの話?」

ユキさんがリビングから続く庭先へ話しかけてくる

「このはちゃんの浴衣を見たいって話をしてたのよ」

「ああ!!そう言う事・・・そうだ!!良い事思いついたわ!!」

ユキさんが瞳を輝かせた


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