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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
課長、啓介さん父side


「それにしてもあの小さかったユキちゃんがお母さんかぁ」

「いつの間にか大きくなったもんだ」

「先輩、じぃじになっちゃいましたね」

「孫に言われるのは構わんがお前に言われるとじじいに聞こえる」

「やだな~。そんな事言ってないのに」

二人でこうしてお酒を酌み交わすのも結婚式以来
話に花が咲く

「啓介が辞めて職場はどうだ?大丈夫か?」

「信が頑張ってくれてますよ。婦警達は「目の保養が出来なくなった」って沈んでましたけど」

「それも、最初だけだ。その内慣れるさ」

「啓介もあの子と上手くいってるみたいで良かった。あの子があんなに笑ってるなんて・・・」

「ああ」

「啓介は正しかった。って事かな」

「何が正しいかは理解らんが、啓介が・・・二人が幸せならそれでいいんだろうよ」

「ですね」

ここに来て何杯目かの酒が二人を饒舌にさせる


「お前はどうだ?奥さんと上手くいってるか?」

「うちは・・・まぁ、相変わらずですよ」

「相変わらず、年下の奥さんに尻に敷かれてるんだな?」

「ちょっ・・・それじゃ、俺が頭が上がらないみたいじゃないですか」

「本当の事だろ?お前はいつも、「嫁が俺の事、好きすぎて仕方なく」とか言ってるけど、お前の方が惚れてたんじゃねぇか」

「俺の話はいいですって」

「奥さん若いんだから浮気されないように気をつけろ。ハハハ」

「ちょっ・・・笑えませんって」

「まぁ、お前なら大丈夫だ。多分な。ハハハ」

「た、多分って・・・俺・・・そろそろ・・・」

「ああ。愛しい奥さんに土産でも買って早く帰れ。いつも遅いんだろ?」

「そうします。先輩に言われたからじゃないですよ?」

「はいはい。わかった。わかった。」



「それじゃ、お邪魔しました」

「気をつけてな」

「気をつけて帰って下さいね」

「おいしい料理ご馳走様でした」


ユキ主催
楽しい出産祝い、たこ焼き&浴衣パーティーは終焉を迎えた


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