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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
「風船、これで足りるかな?」

伊織ちゃん

「いいんじゃね?」

高橋君

「それよりお菓子やジュースは足りんの?」

多田君

最近の午後の授業は学園祭の準備で大忙しだった

「明日から、三日間は授業もないってラッキーだよな」

同じ教室にいる他の生徒達も準備を進めながら楽しそうな声が聞こえてくる
明日から学園祭の準備で授業が全部出来なくなり、学校全体が学園祭という華やかな行事に楽し気な雰囲気が漂っていた

どうなる事かと思っていたけど、頼りない私の代わりに多田君も積極的に行動してくれてクラスも浴衣喫茶を盛り上げようと皆がワクワクしている

あの日、柳さんとの事があってから横井さんは大人しかった
田淵さんもあれからは何も言ってこないし・・・
田淵さんと横井さんも二人で居る事が少なくなった気がする・・・
何かあったのかな?
って思うけど訊ける訳なんてなかった

「高橋君、メニューこれでいい?」

「お!!ありがと!!すげぇセンスあんじゃん!!めっちゃいい!!これ、テーブルに置きたいから何枚かコピーしてくれる?」

「どれどれ?私にも見せて!!わぁ!!ほんと、可愛い!!」

「あ、ありがと。じゃ、じゃあこれでコピーしてくるね!!」

他の女子も学園祭の準備をする中で委員会である私達のグループに話しかけてくれる
伊織ちゃんや高橋君も嬉しそうにそれに応える


「高橋~。俺、浴衣持ってねぇから甚平でもいい?」

「いいよ!!」

「谷川さん、着付け出来るってほんと?」

「は、はい!!」

「やった!!じゃあ私のもお願い出来る?」

「も、勿論ですよ!!」

私にも話しかけてくれる女子も増えた

「多田~。看板こんな感じでどうかな?」

「いいな!!力作じゃん!!」

皆がそれぞれ出来る事をする
家から持ってきたテーブルクロスだったり、飾りだったり・・・

「見て見て!!ティッシュで花作ったんだけど!!」

「かわいいね!!」

女子や男子がワイワイと賑やかにしてる

今までの私には考えられない事だったけど・・・
楽しくてしょうがなかった

こうしてクラスで何かをする事
こうして友達が居る事

全部、全部、啓介さんのお陰です!!
私・・・
今、すっごく楽しいです!!


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