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第2章 母の生き様

午後６時に指定された場所へ行くと既に
美香さんはそこにいた。

服を着た美香さんは母の雰囲気を
醸し出していた。

私「美香さん」

美香「母さんで良いよ。
お店を出たんだから
今から私はお前の母さんだ」

母さんは吹っ切れたように
スッキリとした笑顔で言った。

母「夕食行くからね。今晩は
私の所に泊まりなよ。行ける？」

私「うん」

昔のままの母さんの言い方が嬉しい。

この時、やっと本当の母さんに
巡り会えたような気がした。