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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと



「だからもう!」


邪な考えは捨てよ!
今は目の前の仕事に集中集中‥
それで無くとも、仕事納めに間に合うのかって話なのに、こんな事をしていたら本当に間に合わなくなる。


すっかり慣れた本社会長室での1人仕事‥
複数端末を同時に使えるから、仕事効率は早い‥‥と言っても、今回はプログラミングでは無く決算報告だけど。


それでも複数あれば、それだけ数がこなせる訳だし、やっぱり会長室で仕事をするのが一番やりやすい。


そんな理由で最近はまた毎日会長室、それも夜遅くまで‥
そうだよね、日中は一般社員‥‥システム課の仕事があるんだから、それが終わってから此処に来ているんだもの。



「・・今日もマンション・・かな?」


早乙女邸の方が、九州ブロックを終わらせに掛かっているから、私の方もそれに合わせて終わらせなくちゃならない。


残りの量を考えると、早い時間で終わらせるのは無理‥
深夜とまでは言わないけれど、それなりの時間にはなりそう。


だからもう必死に確認と打ち込み、絶対終わらせるんだから!



漸く余計な考えを排除して仕事に没頭していたら、いきなり会長室の扉をノックされた。



「・・はい?
誰ですか??」


このフロアーは来れる人が限られていて、私を含めて6名しか自由に上がって来れない。


これもセキュリティーの一環、会長室フロアーは重要は設備が多いから。



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