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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと



「遠藤です、入っても宜しいですか?」


「遠藤さん?
どうぞ・・・って、まだ仕事してたんですか??」


秘書課は早くに終わっている筈、今日は極力全員を早めに帰すと言っていたのに何故?



「それは私の台詞だと思いますが‥」


それはまあ‥
遠藤さんだったら、絶対に私が早く帰って紀永とクリスマスだと思っていたよね。



「・・・・・
今の調子だと、仕事納めに間に合うかって状態」


「そこまで詰まっていたとは‥‥」


ああそうだ‥‥
遠藤さんは通常仕事だから、この騒ぎを見ているだけで内情深くは知らなかったんだ。


だから驚かれた、こんな事になっていたから。



「幾らやっても、今日中になんて終わりません!
そりゃ、ギリギリまで頑張るけど‥」


みんな頑張っているんだから、私1人だけ手を抜く事なんて出来ない‥
この会長室を受け持ったのは私、紀永と組んで一番効率良く仕事をする為。



(・・・??)


あれ?
少し考えていたら、遠藤さんは黙ってしまった、私何か変な事を言ったかな??



「・・・遠藤さん??」


どうやら遠藤さんも何か考えていたみたい‥
いきなりまだ帰らないのかと言い出し、後数時間籠もるって言ったら、何を考えたのか急に出て行ってしまった、それも社外にまで。



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