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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと



どうやら外は、色々と複雑に1人の女性に絡んでいるよう‥
まさか伊織と朔夜叔父が鉢合わせとは、これは私でも想像は付かなかった。



「伊織がね‥‥
クリスマスイブに振られる女性も可哀想に‥
それにしても朔夜叔父は‥‥」


まさか伊織が振った女性をお持ち帰りするとは、それとも朔夜叔父なりの伊織への気遣いだったのか?


自室に居るので、部屋の一般端末から外へアクセス‥
今日コンサートがあった、チャリティーイベントを見付け出した。



「演奏者はリュカ・泉‥
プラハ音大首席卒業の演奏‥‥ね‥‥
ほう、フランス人とのハーフで北海道在中‥‥確か伊織に休暇を出した時に、旅行に行ったのは北海道」


伊織の行動に不自然さを感じたのは休暇の後から、という事は朔夜叔父の話の通り、伊織と彼女は北海道で関係を持ったという事になる。



「クリスマスイブの偶然かね?
まさか北海道から遠いこの場所で再会するとは、星の数の中からの偶然ロマンチックだが、後々何も無ければ良いが‥‥」


彼女は朔夜叔父を選んだよう、あれで硬派な朔夜叔父であり、一夜限りで終わるとは思えない。


もしそれを伊織が知ったら?
振ったとはいえ心境複雑なのは確か、余計な事にならなければ良いのだが。



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