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奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~ 改訂版
第18章 カウントダウン
少女を抱きかかえたSPが個室の方へ向かうと、ご主人様が後を着いて行く。私も急いでその後を追った。
6号室のベッドへ少女を寝かせ、SPはお辞儀してから出て行く。
「どう? 僕の見立ては。沙希(さき)っていうんだ。可愛いロリータだよね?」
そう訊かれても、私は頷く事しか出来ない。
今は瞑っているが、目が大きそうだ。筋が通っている小振りな鼻。全体的には細見だが、プックらとした頬が子供らしい。Tシャツの胸は平ら。ショートパンツから出ている太ももも真っ直ぐで、まだ本当に子供らしく可愛い雰囲気。
ご主人様はこの子を買った後、一緒に一泊してきたのだろう。もしかしたら、もうセックスを済ませているかもしれない。
以前梨香さんから、ロリータはすぐやっちゃうだけ。と聞いている。
奈々ちゃんは凄く痛かったと言っていたが、慣らすのならその方がいいのかもしれない。
中々セックスが出来ない私に、業を煮やしてロリータを買った可能性もある。
最初は無理かもしれないが、この子に亜里沙ちゃんや奈々ちゃんのように喘がれたら、絶対に叶わない。
ご主人様に見えないように、私は溜息をついた。
「この子……。いくつ、なんですか?」
「9歳。目を開けると、もっと幼く見えるんだ」
ご主人様の嬉しそうな様子を見ていると、ノックの音がしてから入って来たのは、タブレットPCを持った次男。
「おっ、ロリちゃんかぁ」
次男は少女を見回している。
「僕の選んだ子はどう? 兄貴」
「ああ。かなりの特上品だよ。この子なら、5億積んでもいい」
「良かった。じゃあ、僕は部屋に戻るから。兄貴、沙希に絶対触らないでよ?」
そう言って個室を出るご主人様の後を、付いて行った。
長い廊下を歩いていると、ご主人様が私を振り返る。
「美桜。こんな時間に何で付いてくるの? 今は、美桜の自由な時間だよ?」
「はい。ですから、自由に行動しております」
呆れて笑うご主人様の後を着き、部屋の前まで行った。
あの子には負けたくない。
そんな思いが浮かんだ。
ロリコンの次男が認めるほどの特上品というのは、ご主人様の目は確かだったという事。