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奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~ 改訂版
第18章  カウントダウン


 それに一泊した時に、もうあの子、沙希ちゃんとセックスしたのかも知りたかった。
 9歳なら処女だろうし、中出ししても、妊娠する可能性は無いだろう。
「美桜……。じゃあ、今日の自由時間。僕が買ってもいい?」
「買う?」
 元々私は買われて来た身なのに。
「朝まで。10倍の時給を払うよ。明日の仕事は、休んでいいから。それでいいなら入って?」
 私は、戸惑いながらも部屋に入った。よく意味が分からない。
 ご主人様は靴を脱いでベッドに横になる。
「美桜? 明日の約束、今からじゃダメ?」
「えっ? 約束? あっ……。はい。大丈夫、です……」
 明日の約束は、処女を捧げる事。
 咄嗟に返事をしてしまったが、明日だって今日だって大して変わりない。
「それなら、全部10倍で買った。美桜の、今から明日1日の時間」
 私を見て言うと、ご主人様はさっさと風呂場へ行ってしまった。
 今から、明日1日の私の時間?
 10倍の時給ということは、何故かさほど気にならないのが不思議。さすがにお金持ち。と思った程度。
 シャワーの音が聞こえてきて、ソファーへ座る。私はさっきシャワーを浴びたばかり。
 明日の約束は、本当のセックス。今までのセックス紛いとは違う。それを今からするんだと実感して、微かに体が震える。
 嫌なわけでは無い。突然すぎて、混乱しているだけ。
 シャワーの音がやみ、少ししてバスローブを着たご主人様がベッドに座った。
 スーツでも無いし、いつもは整えてある髪を軽く乾かしただけだと、実年齢の23歳より若く見える。
 何だか可愛らしくも思えて、私は笑いを堪えた。
 20歳くらいに見える今なら、私と2、3歳しか変わらない。そのせいか、何故か以前より親近感が沸く。
「美桜? 何笑ってるんだよ」
「いえ。何でもございません」
「ガキに見えるって、言いたいんだろう?」
 ご主人様は自分でも分かっているらしい。だから昼間は髪をきちんとセットして、出来るだけスーツを着て過ごしているのだろう。堅苦しくないのかと思っていたが、そんな理由があったなんて。
 帰って来た時に眼鏡をかけていたのも、年上に見せる為だろう。

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