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奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~ 改訂版
第18章  カウントダウン


「昔から、歳より若く見られるんだよ。こいつー。緊張してるかと思ったのに。だったら朝まで眠らせないからな」
「はい。ご主人様」
「いい覚悟だね」
 ご主人様が笑っている。
「そうだ。一応連絡しておかないと。心配されるからね」
 ご主人様は内線電話を使って、愛さんに連絡をした。明日1日中、私の仕事を無くしてくれと。私が了解して部屋にいるから、心配はいらないとも添えていた。
「美桜、おいで」
「あっ、私……。こんな、格好で……」
 私はパジャマのまま。
「大丈夫。可愛いよ」
 ゆっくりと、ご主人様の隣に座る。
「昨日の、兄貴と奈々のセックスは、どうだった? 見てきたんだろう?」
「えーっと……。その……」
 私はセックスの内容より、その後でオナニーしてしまった事を思い出してしまう。
 そんな事、恥ずかしくて絶対に口に出来ない。
「兄貴も奈々も激しいからな。美桜には、少し刺激が強かった?」
 また、ご主人様がからかうように笑う。
「べ、勉強に、なりました」
 言ってから、自分の顔が熱くなるのが分かった。
 何の勉強になったのか訊かれても困る。見ている時は奈々ちゃんの素直な動きや言葉が可愛いと思ったが、私に真似出来る事ではない。
 奈々ちゃんの年齢だから、あんなことが似合うのは分かっている。
「前にも言ったけど、兄さんはさ、あっ。長男の事。オークションで、処女は買わないんだ。薬が効いたらすぐ普通にヤりたいから、処女は手順が面倒くさいからって」
 そうかもしれない。実際に今私は緊張しているし、本物のセックスが始まれば、体が強張ってしまうかもしれない。怖くて、拒んでしまうかも。
 もし今日上手くいっても、みんなのように、いつでもどこでも出来るようになるまでは、時間がかかるだろう。
「僕は、処女を育てるのが、理想だと思ってるから。だから美桜は、少しずつ覚えればいいんだよ」
「はい……」
 ご主人様の優しい言葉に、少しだけ緊張がほぐれる。だが、セックスが始まれば自分でもどうなるか分からない。
 太くて硬くなった、棒のような男性器をアソコに挿れるなんて。
 本当に気持ち悦くなるのは、きっと何度もした後だろう。それに、そんな事で気持ち悦くなれるのかまだ疑問のまま。

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