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奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~ 改訂版
第2章 初めての快感
ご主人様が右の乳首を指でグリグリとしながら話すのは、聞こえていた。
お披露目……?
その意味は解らないが、また少し右の乳首をしゃぶられてから、やっと解放される。
「ダメだよ。服、直しちゃ」
「え……?」
「片付けは、他のメイドにやらせて。美桜を送って行くから」
言われた執事が、返事をしてから厨房へ伝えに行く。
拘束を外されて椅子から立ち上がる時によろけると、ご主人様が助けてくれる。
「大丈夫?」
「はい……」
2人で、大広間の扉から出て歩き出した。
「揺れてるね」
ご主人様は体を屈めて乳房を見ている。
私は乳房を出したまま。歩く度に揺れるのが、自分にも分かる。
「美桜にして良かったよ。一目惚れだったんだ。……美桜の体に」
一目惚れと聞いて、一瞬好意があると勘違いした自分がバカだった。結局興味があるのは体だけ。私はメイドと言う名の奴隷でしかない。それが悔しかった。
父親を責める気はないが、お嬢様からいきなり奴隷になるなんて。それを受け入れようとしている自分も恥ずかしい。
「いい眺めだよ」
一応服は着ているが、乳房を出してご主人様に見られながら歩く。こんな屈辱を、今まで味わったことがない。
個室の前に着くとご主人様にドアに押し付けられて、また乳房を揉みまくられる。
「ヤぁっ……」
また右の乳首をしゃぶられ、頭がボーッとしてしまう。
「あっ、はぁっ」
チュパチュパとわざと音を立ててしゃぶられる。耳を塞ぎたいくらいの思い。
「んんっ、あっ」
さっき知ったばかりの、初めての気持ち悦さ。
「はんっ、あぁっ」
「可愛い声だけど、今日はここで終わり」
ご主人様が離れ、掌でドアを示す。
「最初だけなんだ。男が個室に入れるのは」
それを聞いてホッとする。少なくとも、個室にいる時は奴隷でいなくて済む。
「この後夕食で、起床は6時だから。じゃあ、おやすみ」
そう言うと、ご主人様が呆気なく立ち去る。すぐに個室へ入り、乳房を隠してからベッドに俯せた。
自然に涙が溢れて止まらない。
悔しい。恥ずかしい。嫌だ……。
色々な感情が入り混じり、私は枕を抱えて泣いた。