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奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~ 改訂版
第6章  顔射と愛の自慰と事情


 愛さんの指の抜き挿しが速くなっていく。
「あっ、あぁっ、イくうっ! はぁっ……」
「やっぱり、オナニーの方が早いね」
 愛さんが指を抜くと、中にあった密がアソコから漏れ出る。
「美桜も愛も、ちゃんと寝るんだよ。おやすみ」
 ご主人様が、振り返りもせず階段を登って行く。
「愛さんっ。ごめんなさいっ」
 私は愛さんのアソコと挿れていた指を、自分のパジャマの裾で拭いた。
「美桜っ! ありがとう……」
 愛さんがゆっくりと体を起こして、パジャマと下着を掴む。
「シャワー浴びるから、このまま帰るね」
「ごめんなさいっ。ごめんなさい……」
 泣き出す私の髪を、愛さんが優しく撫でる。
「非常ベルのこと事、教えておかなった私が悪いんだから。気にしないで」
 私は人前で乳房を出すだけでも、恥ずかしくて堪らない。愛さんは悪くないのに、あんなことまでしてくれた。
 これ以上、どんな言葉で謝ればいいのか解らない。
「夜中に部屋を出たくなったら、静かに私の所に来てね。1人が良かったら、娯楽室もあるし」
「はい……。愛さんは、どうしてそんなに、優しいんですか?」
「私ね、年の離れた双子の弟と妹がいるの。今は中学生。2人には、幸せになって欲しいから」
 ここにいた月日だけが愛さんを変えたわけでは無いと思い、私は安心する。それと同時に、自分が家族を支えなければいけないことを痛感させられた。
 オークションの買い取りで家族へ渡せれた額は、1億5千万。どうやっても、すぐ私に稼げる金額ではない。
「美桜は、お嬢様育ちでしょう? 見てて分かる。みんなには内緒だけど。私の父親は、藤山物産の社長だったの」
 藤山物産は食品業界大手で、何度かパーティーに行ったことがある。5,6年前。私が中学生になる頃には倒産していた。マスコミでも取り上げられたから、私も記憶にある。
 愛さんも、同じような境遇だったなんて。
「美桜、頑張ろう。いつか必ず、自由になる日が来るから。1人、出て行った人もいるんだよ。完済して」
「はい」
 個室の前で愛さんと別れ、愛さんの密で汚れたパジャマを脱ぎ捨ててベッドに潜り込んだ。
 愛さんにつらいことをさせてしまったが、今だけは何も考えたくない。
 目を閉じているうちに、私は束の間の眠りへと落ちた。


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