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奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~ 改訂版
第12章  衝撃と決心


 梨香さんがシャワーに行くのをまだはっきりしない視界で見ていると、愛さんがティッシュでアソコを拭いてくれていた。ベッドに垂れるくらい密が溢れているようで、お尻の方まで拭かれる。
「あ、りが、とう、ござ……。はぁっ……」
 まだ息が乱れてお礼ははっきり口に出来ず、虚ろな目で愛さんを見つめた。愛さんは優しい表情で、拭き終えた後に髪を撫でてくれる。
「処女なのに、イイ顔してイイ声出すよな。元々素質があるんだろうな」
 いやらしくなるように、調教されてしまった。それとも、元々私がいやらしいのか。
 だが私は、もうそれを恥ずかしいと考えるのを、やめようと思った。
 ここにいれば、いつかご主人様と本当のセックスをする日が来る。その時少しでも気持ち悦い方が、多分楽なはず。
 まだアソコがヒクヒクしている。それでももう一度と言われたら、素直に応じてしまいそうだった。
 ここからは。この屋敷のルールからは、逃げられない。
 それなら、快感に身を委ねる方が楽しめる。私がどんなに感じて喘いでも、喜ばれはしても、責められたりはしない。
「はぁっ……」
 私はまだ甘さを残した溜息をついた。


 ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆


 個室に戻ってシャワーを浴びた後、ノックの音。
「美桜……?」
 愛さんの声。
 まだ濡れた髪を拭きながら愛さんを個室に入れ、一緒にベッドに座った。
「さっきの、ごめんね。昨日、美桜のご主人様に言われてたんだけど。美桜には、言い出せなくて……」
 ご主人様と愛さんが昨日廊下で話していたのは、さっきの事だったらしい。そう考えたが、先に聞かなくてよかったかもしれないと思った。
「先に聞いてたら、それまで、ずっと憂鬱だったと思うから。結果は同じだし。大丈夫です」
「美桜……」
 愛さんが私の背中を撫でる。
「私。慣れることにしました。ここでの生活に」
「美桜?」
 愛さんが心配そうに見つめてくる。
「早く出られるように、ご主人様にもっとご奉仕します」
 私がここから出られるのは、少なくとも15年後。それなら、開き直るしかない。ご主人様の言うことを聞き、近々セックスする。
 本物のセックスで悦がり喜んでもらい、可愛がられるしかない。そう決心した。
 それは、さっきの乱交がきっかけ。

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