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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第15章 城下街で……
軽く突き上げると、ユナが体を震わせた。火照てってきた体も、いやらしさをそそる。
「あっ、ああっ、イイっ、はあっ」
甘い喘ぎも、俺を感じてのもの。
「ユナぁ、もうっ、ああんっ」
前半はSMチックなプレイ。最後くらいは普通のセックスでもいいだろう。ユナも限界が近そうだし。
俺は、何度も思い切り突き上げる。
「あっああっ、ヤっ、もうっ、お兄っ、ちゃんっ! ん……」
ユナがイった瞬間、俺も放出していた。
胸に落ちて来たユナの意識がない。こんな普通のセックスで気絶するなんて。
俺なりのSMを堪能してくれた証拠だろう。
俺はユナをベッドに寝かせ、シャワーを浴びに行った。
シャワーから戻ると、ユナは目を開けている。
「お兄ちゃん。帰っちゃうの?」
服に着替えた俺を見て、ユナが淋しそうに言う。
「俺は今、旅をしてるから」
「じゃあ、もう会えないんだ……」
「ん。ゴメン……」
そう答えてから、俺はユナにゆっくり休むように言った。延長しておくからと。
街を出て、俺は帰り道のドアを開けた。
このドアは俺以外には見えなくて、他の人なら何もないかのようにすり抜けてしまう。
「お兄―ちゃーん!」
ちゃんとワンピースを着た、ユナが走ってくる。
「忘れ物―!」
ユナが手にしているのは、乳首責めのパッチ。
どうせ2時間くらいで電池が切れるから、そのまま置いてきたのに。
「お兄ちゃん、キヤぁっ」
俺のすぐ近くで石につまずいたユナに体を押され、そのまま2人でドアを入ってしまった。
「……えっ? ココ、ドコぉ?」
ユナは俺の部屋を見て、驚いている。
このままユナだけ黒いシミに入れたら、来た街へ帰れる保証はない。
俺自体、一度も同じ場所に着いたことがないんだから。
異世界のロリちゃんが、俺の部屋に来てしまうなんて。
戸惑うユナに、俺は溜息をつくしかなかった。
第16章へつづく