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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第6章 ロリ全開!
やっと週末だ。仕事が忙しいのは、一応会社が繁栄している証拠でいいことだが、やはり疲れる。
仕事から遅くに帰って来てネットで見るのは、ロリサイトとアダルトグッズサイト。使えそうな安いグッズを買うのも趣味になってしまっている。
以前趣味だったのは、週末のアキバ通い。
それも、あの黒いシミが現れてからいっていない。
そんなことを考えつつも、俺はいつものアーミーグリーンの鞄にそのグッズと財布を詰め、黒シミに入った。
着いたのは草原で、アーチのある町の前。すぐに中へ入ると、やっぱりそこはRPGの世界観。みんな、いかにも「RPGの町人」、という格好をしている。井戸端の中年女性達はワンピースにエプロン。男性も武器などは持っていないようだが、古めかしい格好。
辺りの店を見回した値段も、やっぱり100分の1。
ここは商店街だが、路地へ入るとそれらしき店が点々とあった。
「お兄さんっ、いかがですか?」
呼び込みが次々と声を掛けてくる。
今度はロリちゃんのいる所を慎重に選ばないと。
先週の巨乳ちゃんも楽しめたが、俺は出来ればペッタンコちゃんがいい。
「どこかの王族の方ですか?」
下から可愛い声が聞こえた。
ロリちゃんが現れた! 勿論、戦うわけでは無い。いや、ある意味、エッチは戦いかも。
そんなことを頭の隅に追いやり、ロリちゃんを見た。
「ごめんなさい。服が、高貴だったから……」
そう言うと、ロリちゃんは頭を下げてから後ろの店に入って行ってしまう。
俺は長袖Tシャツにジーンズだが、この世界に来るとよく言われる。ここの住人からすれば、この格好は珍しく、高貴に見えるらしい。一度王族の人間を見てみたいものだ。
ロリちゃんが入って行った店を見た。
「これは高貴なお方で。お忍びですか? ウチの店は、10歳から14歳までしかおりませんが……」
「巨乳だったりとか?」
「申し訳ございません。ウチは少女専門ですので、そういったコは……」
「いくら?」
「はい。入場料は50円です。後は、店の中で女の子と交渉で……」
含みを持たせた言い方は、金額次第でヤれるんだろう。入ってすぐ訊いてもいいし。
「ここにするよ」
何となくエラそうに言ってしまった。
「お一人様、ご案内です」