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悠一郎の独り言
第48章 2019年03月10日(日)23:00
ノリノリの沙羅と違って小さくリズムを取ることしかできない私でも、知っている曲が流れるとホッとします。
その中に、数年前にTVで有名になった曲がありました。
それをみんなと踊っている姿を見ていると、沙羅が私の服を引っ張り耳打ちされます。

「悠一郎さんにそっくりでしたね」

何のことか分からず首を傾げると、沙羅さんはくすくす笑うだけで続きを教えてくれません。
途中で休憩時間みたいな時があったのでその時に聞くと、少し恥ずかしそうに教えてくれました。

「そのドラマに出てくる男性が悠一郎さんにそっくりなんです。女性の方が苦手で女性と話すと緊張して言いたいことの半分も言えない。モジモジと恥ずかしがる姿が、出会ったころの悠一郎さんと同じなんです。」

私はそのドラマを知りません。
ですが私と似ている人が主人公って…ドラマとして成り立つのか聞くと。

「このドラマで星○源さんは一躍有名になったんですよ。その恥ずかしがる姿がキュンッとするんです。女性が苦手なのに一緒なところも女性をキュンとさせるんですよ。」

私はそんなものかと腑に落ちませんでしたが、沙羅がうれしそうに話すのでそれはそれで良いんですが…
帰ってからもずっと星○源さんの話ばかりするのでモヤモヤとしたものが心の中に芽生えました。
なので何も話さないように口を塞いでしまったんです。
こんな事で嫉妬してもと思いますが、他の男のことをあんな表情で話されると男としては許せなかったんです。
それでも私が絡ませる舌に夢中に絡めてくる沙羅に心は落ち着きます。

「ふふふっ。嫉妬しちゃった?」

唇が離れると沙羅がフフフと笑いながらそんな事を言うんです。
もうお手上げです。
全てお見通しなんですよね。
そして、

「そんな悠一郎さんも大好きですよ」

なんて言うんですよ。
そんな事を言われて男として我慢できるわけないですよね。
愛しい沙羅です。
いつものように、いつ以上に愛してしまいました。
今は疲れて眠っていますが、その顔を見るのが私は好きです。
ずっとこの寝顔を見続けたいと思います。
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