この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
悠一郎の独り言
第1章 2017年11月10日(金)22:34
今日は暖かかったので近くの公園まで、この前の続きの絵を書きに行きました。
いつもの場所に行くと、めずらしく女性の方が座って絵を描いていました。
さて、どうしたものかと、彼女の後ろを素通りしようとしたとき、彼女の絵が目に飛び込んできて釘付けになりました。
私も同じ風景を書いていますが、同じ風景なのに色彩がまったく違うんです。
色彩はその人を現すと言います。
彼女はきっと、明るくて素敵な人なんだろうと絵から読み取れました。
それほどまでに暖かな暖色系をきれいに使いこなした絵でした。
それに比べて私の色彩は…
根が暗いからでしょう。
彼女とは正反対の大人し目です。
私も彼女みたいな色で、この空を湖を書いてみたいと、無理なことは分かっていてもそう思わせるような素敵な絵でした。
「こんにちはっ」
あまりにも、私が見つめていたからでしょうか?
視線で気がついたのか彼女が振り返り、少し恥ずかしそうに挨拶をしてくれました。
担当の女性以外と話すのは久しぶりで言葉がでませんでした。
情けないですね。
彼女は私より年下なのに(20歳半ばに見えました)緊張しているんです。
「どうも」
と、小さい、本当に小さな声で話すのが精一杯でした。
ですが、それでも彼女は恥ずかしがりながらもにっこりと笑ってくれたんです。
その笑顔に魅了されました。
ドキッと心が揺れた感じがしました。
「ごめんなさい。この場所、あなたの指定席ですよね」
彼女の笑顔に惹かれていると、彼女は慌てて席を立とうとしました。
いつも私がここにいることを知っていてくれた。
それだけでもうれしかった。
「大丈夫です…気にしないで…」
もっと気の利いた言葉を掛けてあげればよかったのですが、そこは私…上手く話せません。
ですが、彼女が少しずれて座りなおしてくれたので、私もその横に座ることにしました。
いつもの場所に行くと、めずらしく女性の方が座って絵を描いていました。
さて、どうしたものかと、彼女の後ろを素通りしようとしたとき、彼女の絵が目に飛び込んできて釘付けになりました。
私も同じ風景を書いていますが、同じ風景なのに色彩がまったく違うんです。
色彩はその人を現すと言います。
彼女はきっと、明るくて素敵な人なんだろうと絵から読み取れました。
それほどまでに暖かな暖色系をきれいに使いこなした絵でした。
それに比べて私の色彩は…
根が暗いからでしょう。
彼女とは正反対の大人し目です。
私も彼女みたいな色で、この空を湖を書いてみたいと、無理なことは分かっていてもそう思わせるような素敵な絵でした。
「こんにちはっ」
あまりにも、私が見つめていたからでしょうか?
視線で気がついたのか彼女が振り返り、少し恥ずかしそうに挨拶をしてくれました。
担当の女性以外と話すのは久しぶりで言葉がでませんでした。
情けないですね。
彼女は私より年下なのに(20歳半ばに見えました)緊張しているんです。
「どうも」
と、小さい、本当に小さな声で話すのが精一杯でした。
ですが、それでも彼女は恥ずかしがりながらもにっこりと笑ってくれたんです。
その笑顔に魅了されました。
ドキッと心が揺れた感じがしました。
「ごめんなさい。この場所、あなたの指定席ですよね」
彼女の笑顔に惹かれていると、彼女は慌てて席を立とうとしました。
いつも私がここにいることを知っていてくれた。
それだけでもうれしかった。
「大丈夫です…気にしないで…」
もっと気の利いた言葉を掛けてあげればよかったのですが、そこは私…上手く話せません。
ですが、彼女が少しずれて座りなおしてくれたので、私もその横に座ることにしました。