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悠一郎の独り言
第26章 2017年12月14日(木)00:18
今日はこんな時間になってしまいました。
もう日付は変わって14日ですね。

今日は担当者さんとふたりだけで飲んできました。
いわゆる忘年会です。
彼女は女性ですが、普通に会話が出来る数少ない方なんです。
今日はモツ鍋を食べながらビールと日本酒で一年間を振り返りながら楽しい時間を過ごしました。
けど、さすがは長年私の担当をしているだけあって、私の変化に気がつきます。
何でもないと言っても、それを素直に受け止めてもらえず白状させられました。
渋々ですが、沙羅さんとのことを話しました。
はじめは、おちょくりながら話を聞いていましたが、ここ最近の話になると渋い顔。

「何やっとーと?悠一郎さん…あんた馬鹿?もう信じられ~ん。その沙羅さんって悠一郎さんのこと、すいと~やろ?それを…あ~…なんかイライラする…悠一郎さん、あなたいくつ??いい大人なんやけん、もっとシャキッとし~よ!」

と怒られてしまいました。
普通は、ある程度は標準語なんですが、酔ったからなのか博多弁全開でした。
(えっ…と、博多弁、通じましたか?)
それからも、ブツブツと私の煮え切らない態度に文句を言いながらお酒を飲み…酔っ払っていきました。
そんな担当者さんを見てたら逆に酔いは冷めてしまって(笑)

「ちょっ…悠一郎さん…そのLINEのやりとり見せり~」

と言われたので沙羅さんとのやり取りを見せることにしました。
スライドしながら読み始めました。
こんなに酔っていて理解できてるのかと思っていると、担当者さんがニヤリと笑ってスマホを返してくれました。

「少し早いけど、クリスマスプレゼント!!この機会…無駄にしなさんなよ~」

その言葉の意味が分かりませんでした。
クリスマスプレゼント?
それはどこに?
意味も分からず、残ったお酒を飲んでいるとLINEが鳴りました。
私にLINEをしてくる人は沙羅さんしかいません。
ドキドキしながらLINEを開きました。

『こんばんは。
 明日は大丈夫ですよ。
 ランチ用意して待っていますね。』

との意味の分からない文章でした。
しかし、直ぐにその意味が分かりました。
その沙羅さんの上には、送った記憶のない文があったのです。

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