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幸せになれる恋
第14章 二人の時間


寝室に横になって二人はベッドに入る。




しばらくして桜が身体を起こした。


「どうした。トイレか?」

「違いますよ?あの…抱き枕」

「は?お前一緒に寝るのに
抱き枕とかいらねぇだろ。」

「抱き枕ないと寝れないんです。」

「必要ねぇだろ」

「寝不足になる…明日水族館なのに。」

「ならねぇよ。
俺が居るのに抱き枕いらなくねぇか?」

「抱っこしてないと寝れない」














ちょっとムッとした桜を抱きしめて

「こうやってたら寝れるだろ。
昨日もこうして寝たし!
早く寝ろ。じゃないと襲うぞ。」


「わ、分かりました。
お、おやすみなさい。」


「あー。ってかこれで寝るなら
抱き枕いらなかったな。」

「ホントですよ。無駄遣いしちゃった。」

「ホントってことはこれからこれで
寝るつもりなんだな!
よかったよ。お前の意思確認できたから。ははっ」

「意地悪。ですね。
おやすみなさい」

「おやすみ」


聖は桜のおでこにチュッとキスをして
二人とも眠りにつく。


抱き合って二人の温もりを感じながら...


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