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第17章 恋敵を成敗

浜田は落ち着いた感じのまま

『さくらちゃん。落ち着こう。
伊東に大事にされてないの？
何かあるなら俺話聞くから。
ご飯食べに行く？』

「いえ。聖さんとの約束があるので。」

『約束って？』

「ここで待ってるって…」

『ここで待ち合わせして伊東どこか行くの？
もしかしたら麗華とホテルの帰りかも
しれないけどさくらちゃんは平気？』

「そんな事ない…」

『何で？分かんないよね？
お互い知ってる間柄だし、元カノだし。』

「だっ、だって…約束…したんです…。
だからここに居ないと聖さんが悲しむ」

『さくらちゃんは悲しくないの？
伊東が元カノと一緒にホテル行って
そのあとに自分と会うの』

「うっ。．．．」

『ここじゃなんだから行こ？』






浜田は桜の手を引っ張り
どこかにいこうとしている。

もしかしたら聖も元カノと
仕事の後にどこか行ったのかもしれない

彼なら今までの事いろいろ知ってるんだろう
聞いてみたい。
でも、ここ離れたら…











「浜田。お前何してんの？」







桜の背後から怒りに満ちた聖が立っていた。