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幸せになれる恋
第17章 恋敵を成敗



トイレに逃げて時間が経った。



またバッグの中でスマホが鳴る。
切れてはまた鳴って
またきれて鳴る。



鳴りやんだところで見ると
聖さんから着信が15件に
LINEも入っている。



《桜、どこにいるの?》
《電話出て。話しよう。》
《桜頼むから話そう。》
《いつでも待ってるから電話して》
《家着いた?俺のマンション?
それとも桜のマンション?》




心配してくれている。
何で?元カノと居たのに
私を気にするの?
遊びだからどうでもいいんでしょ?



そうするとまた電話が鳴ったから咄嗟に
触ってしまって出てしまった。


でも、慌てて切ってしまった。


また桜のスマホが鳴る。


桜は迷ったが電話に出ることにする



「はい…」

「桜!!心配した。今どこ?
話せる?ちゃんと話したい。」

「もう…いいんです…
聖さん。ありがとう。」

「桜。離れないって言ったよな?
約束しただろ。」

「もう無理です…
麗華さんと仲良くしてください。」

「何言ってんの?何であいつが出てくる?」

「だって元カノだって。
ホテル行ってるって...」

「浜田が言ったの?」



聖が浜田の名前を出した途端に



「辞めて!」



桜が叫んだ。


「桜どうした?」

「お願いだから私に触らないで。
お願いだから。
もう電車乗らないから
しないで。
これ以上私を汚さないで...
わーーーーんん。」

「桜、何で泣いてる?どこにいるだ?
俺だから大丈夫。どこにいる?」

「聖さん。どうしよう。」

「大丈夫。迎えに行くからどこ?」

「分からない…駅のトイレ…」

「駅?なんで駅なの?
分からないって電車乗った?」

「乗った。乗ったら…
あの時と。二十歳の時と同じ…」




そこまで言って電話が切れた。



桜の携帯の電池切れだった。





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