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第17章 恋敵を成敗

さくらはさっきの聖事が気になって
満員電車を忘れていた。


ぎゅうぎゅうの電車の中
桜のお尻に硬いものかを当たる

そして男の人の荒い息



思い出した。この状況
二十歳の時と同じ

ヤバイ。どうしよう。
動けないし駅着かないから降りれない





すると後ろから
































『ねぇさくらちゃん。
俺覚えてる？』


この声って浜田さんの声だ。
後ろから聞こえる。
怖い。

『何年か前にこうやって出会った事
思い出してくれた？
あれからしばらく会えなかったから寂しかった。
久しぶりに再会したら伊東と付き合ってた。
何で？俺のこと忘れてた？』


桜は震えが止まらない。何で？
何で浜田さんが？
もしかしてあの時の人って
浜田さんだったの？
何で。辞めて。お姉ちゃん！
助けて聖さん。



『さくらちゃん。
あの時俺めちゃくちゃ気持ちよかったから
またしていい？』


また。汚れちゃう。
もうダメだ。
こうなったら聖さんとは居られない。
約束破っちゃったし
汚すぎる。消えたい。

幸せになれるように
努力するんだったのに。



桜は息ができなくなりそうで苦しかった。



駅に着いたので桜は我慢して
降りていきトイレに逃げた。