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第20章 行方不明

「桜。死にたいとか言うなよ。頼むから。」

「だから聖さんが私を殺して！！
もう生きていたくない。
自ら死ぬことを許してくれないなら
あなたが私を殺してよ！！！！！」


桜が泣きながら怒って大声で言った。

聖は何も言えず泣きながら
桜を抱き締めていた。






しばらくすると遠くからパトカーのサイレン音がする


すると先に救急車がきた。



『怪我している方は？』

「この子を先に見てやって下さい」

聖が救急隊の方に桜の事を預けようとすると

「触らないで！！！！！！」




ヤバい。この状態で男はダメだ。



「すみません。あいつに乱暴な事されてるので
怖いんだと思います。
少しお時間頂けますか？」

『分かりました。』




そういってる間に警察も到着した。

「あの．．．私の携帯に．．．
ボイスレコーダーに録音…してる…
証拠に、なる？．．．」


「桜そんな事出来たの？
偉い。話してくるよ！」





聖と警察が話している間に桜は意識を失った。







「．．．さくら．．．」




遠くで呼んでる声がする。


そうだ。私はまた犯されて。自ら死んだ？


でも、なんか身体が温かい。
人の温もりって感じがする。


落ち着くなー。聖に抱きしめられているのを
桜は知らなかった。


そして目を覚ます。